株式会社LIRHa(リルハ)創業ストーリー
“できた”が生活に続き、“行けた”が人生に広がる――

はじめに
株式会社LIRHa(リルハ)は、「介護があっても暮らしが制限されない社会をつくる」という志のもと誕生しました。
創業の起点となったのは、大きな設備投資でも華やかな出発でもなく、一つの小さな行動――コワーキングスペースの利用でした。
「もっと“現実”を再現できるデイサービスをつくりたい」
その想いを胸に動き始めた日々が、LIRHaの物語の始まりです。
コワーキングスペースで始まった挑戦
ひらっくとの出会いが転機に

創業準備中、私たちは地域の起業支援拠点「ひらっく」に出会いました。
ここでの経験と出会いこそが、LIRHaの大きな原動力となりました。
担当者の高崎氏(写真:左)をはじめ、多くの支援者が、
・物件探し
・創業融資の相談
・事業計画の磨き込み
・必要な専門家とのネットワーク形成
こうした一つひとつの課題に寄り添ってくれました。
ひらっくでのサポートがなければ、現在のLIRHaは形になっていなかったと言っても過言ではありません。
インキュベートルームで生まれた“仲間の力”
ひらっく内のインキュベートルームでは、分野の異なる起業家が互いの事業を支え合う環境が整っていました。
その交流は、LIRHaのサービス・ブランドの質を大きく高めることにつながりました。

ひらっく内のインキュベートルームでは、分野の異なる起業家が互いの事業を支え合う環境が整っていました。
その交流は、LIRHaのサービス・ブランドの質を大きく高めることにつながりました。
ルーム別にいただいた支援

- ひらっく:高崎 健太(枚方市立地域活性化支援センター)
- 4号室:小西 明さん(小西明建築設計事務所)
店舗設計、ロゴデザインの方向性をサポート - 7号室:菅原 優斗さん(株式会社PENGUIN WORKS)
パンフレット企画、ロゴ案のブラッシュアップ - 8号室:玉垣 侑也さん(株式会社kanaL)
SNS活用の指導、ブランド構築の助言 - 9号室:小辻 美穂さん(ムーンファクトリー)
日除けシートのデザイン制作、ロゴ案検討 - 11号室:野川 哲也さん(合同会社シナジー・エフェクト)
福祉業界の助言や交流の場を提案 - 12号室:轟 美由貴さん(合同会社もも太郎)
介護士の紹介・採用支援・業界の相談
各分野の専門家が惜しみなく力を貸してくださったことで、事業の輪郭が鮮明になり、暮らしの“リアル”を再現するLIRHaらしいサービスがかたちづくられていきました。
創業への道のり

ひらっくでの学びとネットワーク、そして地域の皆さまによる支援の積み重ねにより、私たちは創業融資の内諾を得て、事業化への大きな一歩を踏み出しました。
その結果として、
2025年10月、機能訓練特化型デイサービス「リルハ・トレーニングラボ牧野駅前」
が誕生します。


施設では、人工芝の不整地や段差、揺れる電車空間など、実際の生活環境をリアルに再現した訓練環境を整備。利用者が“できる”を取り戻し、“行けた”と胸を張れる日常を広げるための場づくりを行っています。

LIRHaという名前に込めた5つの価値観


LIRHa(リルハ)は、以下の5つの価値観の頭文字を組み合わせた造語です。
- Life(生活)
- Inclusive(包括)
- Real(現実)
- Heart(心)
- Authentic(本質)
この社名には、「暮らしのリアルに寄り添い、本質を見極め、すべての人に安心と希望を届ける」という強い理念が込められています。

私たちが提供したいのは、単なる介護サービスではありません。
利用者が自分らしく生き続けるための“再設計”の場であり、地域にとっての安心の拠点です。
リルハが目指す未来

創業時に多くの支援を受けたからこそ、今度は地域に還元し、次の誰かの挑戦を支えられる存在になりたいと考えています。
- 介護があっても暮らしが制限されない社会をつくる
- 「あの会社があるから安心」と思ってもらえる存在になる
- 枚方の暮らしをより豊かにする地域資源となる
これらは、LIRHaが掲げる企業理念と完全に一致する未来像です。
私たちは、地域に育ててもらった企業として、その恩に応えるために歩み続けます。
おわりに

LIRHaの創業ストーリーは、多くの支援者・専門家・仲間・地域の皆さまの力によって紡がれてきました。
これからも、暮らしのリアルに向き合い、利用者の「できた」を支え、「行けた」を人生に広げていくサービスを提供し続けます。
本質に向き合い、誠実に、そして地域とともに成長していく。
それが、株式会社LIRHaの変わらない姿勢です。
